アートに週末

日本語を教えている韓国人の生徒一家に誘われて、上海大劇院にミュージカルを観にいってきました。

伊達政宗のカブトのような特徴的な外見の上海大劇院(※1)は、立地面積11528平方メートル、建築面積7000平方メートル、高さ40メートル、地下2階、地上6階、屋上2階立ての建築物です。劇場内には3つの劇場があり、一つは1800席の大劇場で、バレエやオーケストラ等に使用されています。他には550席、更に250席の劇場があります。

今回の演目は、「ハイスクールミュージカル(歌舞青春)」。
公演が始まったばかりだからか、劇場内いっぱいの観客でした。5年ほど前にブロードウェイの「サウンド・オブ・ミュージック」を、去年は「ヘアスプレー」を観に来たのですが、年々観客が増えているような気がします。(※2)
台詞や歌はすべて英語で行われ、左右の画面に中国語の字幕が表示されます。一字一句訳ではないところが中国っぽいなあなどと思いながら、字幕もチラ見しました。
物語は、とある高校でスポーツ万能の人気モノ男子と、数学の天才女子が出会って恋に落ちて、困難を乗り越えて、みたいな単純な流れでしたが、やっぱりミュージカルは迫力が違うなと、そこにまず感動。さらに、2度ほどお手伝いした友人のミュージカルのことを思い出して、裏方さんたちに思いを馳せました。舞台裏にこそ、本当の物語があったりするんですよね。

最後は、役者と観客が一体になって拍手と熱気の中、舞台は終了。
この瞬間のために、すべての舞台はあるのです。
再びミュージカル熱が高まったところで、また日中合作で舞台が創れる日が来るように、自分の場所で、自分のできることを頑張ろう!と思ったのでした。


上海大劇院:http://www.shgtheatre.com/
ハイスクールミュージカル:http://gov.eastday.com/hsm/index.html


※1 仙台出身者の発想。
※2 雑技団の「白鳥の湖」を観に来たことも。人の頭の上でするバレエを初めて見ました。