伝統を、ポップに、クリエイティブに。中国の切り紙「窓花」展覧会

上海留学時代の友人と、たまたま訪れたギャラリーで中国の切り紙展示をしていたのでふらっと入ってみました。そして、偶然とは思えないほど心奪われて帰ってきました。

展覧会の舞台は、黄河の上流から中流地域の黄土高原。
年越しをする際に、窓の障子を張り替えて、そこに貼られる「窓花」と呼ばれる赤い切り紙の展示をメインに、ドキュメンタリー映画の上映や、造形作家の下中菜穂さんによる布を使ったワークショップが行われるなど、伝統に触れながらも創造性のある楽しい展示会でした。

中国の切り絵といえば、「赤い」「伝統」「何の柄・・・?」というかなり勝手なイメージしかなかったのですが、ここの展示はとにかくカワイイ!展示方法も含めたアレンジ力に引き込まれてしまいました。


独特な色使いやデザインを親しみやすく、その魅力を伝えられたら、自然と文化も受け継がれていくのかもしれないと思いました。