上海の、アツい午後

久々に、留学生の声インタビューをしてきました。

今回の留学生は、なんと昨年の上ステ説明会に参加してくださった女性。お仕事の都合で留学を考え直したようですが、やっぱり来たいという気持ちが強く、ついに実現されたそうです。その熱い思いと、行動力に感動。インタビューにも熱が入りました。


まずは、交通大学に通っている彼女と、徐家匯で待ち合わせ。
すっかり上海に馴染んでいる彼女を頼もしく思いながら、インタビューの場所へ移動します。説明会ではあまり話す時間がありませんでしたが、今回はゆっくりと彼女の経験や考えについて聞くことができました。今週末に帰国されるそうですが、上海での経験が良い思い出になるといいなと思いました。
その後は、次の予定まで友人の家で一休み。
かわいらしいカップでインドのミルクティーをいただきました。お茶好きかつお茶に詳しい友人がいると、詳しくない私まで口が肥えてきたような気がします。最近、上海で大人気の台湾系パン屋さん「85℃」のチョコロールをお茶うけに、癒しのひとときでした。



上ステ内では「インタビュー・マニア」として有名な私ですが、同じテーマでインタビューしても、それぞれに言うことはもちろん違うし、その後の話の流れもさまざまです。何気ない一言に隠された気持ちや、話しているうちにわかってくるその人の輪郭を自分なりにとらえたくて、そしてそれを必要としているであろう人たちに届けたくて、何度もインタビュー原稿を読み直して、言葉を組み立てます。

以前、制作の仕事をしていたとき、人物を取り上げるのに、ネタとしてはどうかということが一番大切でしたが、今上ステで私がやろうとしているのは、そして一番やりたいのは、そういう人へのインタビューではなくて、6年前、上海に来たばかりの私へのインタビュー。
それぞれに、それぞれの思いを抱えて、テレビにも、本にも載らないけど、毎日楽しく、自分らしく笑ったり迷ったり、泣いたりしながら上海で暮らす、そんな人みんなにインタビューしたいという気持ちです。

生活も便利になって、情報も溢れている現在の上海ですが、リアルな思いは、いつでも新鮮で、とても貴重な、唯一のものなんだと思います。


上海の夏のように暑苦しい、aiyaでした。