胡同四合坊ー恵比寿楼
昔ながらの横町・路地のことを北京では「胡同(hu2 tong4)」と言います。
日本でも昭和の香り漂う通りが「〜横町」みたいなネーミングで親しまれたりしていますが、そんな感じ。ちょっとノスタルジーを感じる語感です。
ちなみに北京で言う「胡同」は、上海では「弄(long4)」といいます。
これらの語は日本の中華料理屋さんの名前にたびたび登場しているので、中華料理屋さんを選ぶ時には要チェック。
たとえば新宿には「弄堂」という中華料理屋がありますし、恵比寿には胡堂四合坊という中華料理屋さんがあります。
大体、「胡同」が付くのは北京系、「弄」が付くのは上海系です。
で、最近、「胡同四合坊ー恵比寿楼」というお店に行きました。
行こうと思って行ったわけではなく、たまたま通りかかったら、良い感じの佇まいに惹かれてしまい、腹も減っていたしフラフラと入ったわけです。
外観は「胡同」の名に恥じない、ノスタルジー溢れるつくり。
ちなみに「四合坊」とは中央の庭を囲んで四方に棟がつながる北京に伝統的な建築様式。一般的には「四合院」といわれます。
で、味のほうですが、なかなかどうして。良い感じ。
北京ダックも、以前紹介した「中国茶房8」に比べると割高ですが、なかなか本格的でした。
が、お昼だったので、軽く北京ダックのサラダや水餃子などを頼みました。
カリカリの北京ダックと野菜はかなり相性が良くて、オイシイ。そのほかの料理もみんなイケてました(ただし、全体的に値段は若干割高な感じですが…ふたりで5千円くらいあれば大丈夫です)。店の雰囲気も良いので、恵比寿を散歩がてら、ぜひ訪ねてみて下さい。