上海明るい悩みの相談室

タクシーに乗ると、ラジオを流してる時がある。

今日乗った時の放送は、消費者相談センターのようなもので、買った商品が、不具合がでたのにもかかわらず、あの店の対応が悪い、どうやって店に連絡すればいいか分からないなどの要求を受け、番組のおじさん司会者が再度店と交渉する内容だった。



一人目のおじさんの問題は、新しく買ったテレビが、直しても直しても直らないのでテレビを交換してほしいとの依頼。司会者はすぐに電話をかけ交渉に入る。ところが、ここは中国。クレーム対応の女性がでるものの、『ちょっと待ってください、上の者に相談します。』と一点張り、しかし、百戦錬磨の司会者びくともせず、一言、『ちょっととか待ってとか言う必要はないです。いいですか、あなたのやることは2つです。一つ目は今言った事を上司に正しく伝える事。二つ目は今日中に我々と消費者に連絡する事。いいですね。』流石に担当者も分かりましたの一言で電話終了。僕も中国人と交渉するときがしばしばあるが、なかなか相手を黙らせ、納得する方向にはもっていけない。この司会者には一目置いてしまった。



二人目はおばちゃんで、電話が始まった時点で興奮気味、上海語でまくしたてる。ここでも司会者は冷静に『公共の電波です。普通語でお願いします。』するとおばちゃんはたどたどしい普通語で再び話しを開始する。でも、だんだん興奮してきて、また上海語に戻ったけれど。



※ラジオの生放送は本当に生きてる中国語だとおもいます。そこらへんの教科書より実用的な部分があるかもしれません。中級以上で、仕事で中国語を使わなければいけない人、この司会者のような交渉話術を手に入れるため、『ラジオ』聞いてみませんか?

→→→関連ブログ記事へ