温故知新?
ある中国人と一緒に奈良を旅行していたときのこと。
中 :「日本の奈良には朱雀大道という繁華街があるんだって?」
私 :「朱雀門なら平城宮跡にあるけど、朱雀大道なんて聞いたことないなあ・・・」
中 :「日本のことをよく知っている友人から聞いた確かな情報だよ。奈良でも一番の繁華街なんだって。そこにはたくさんのお店がならんでいるんだ。ぜひそこでごはんを食べよう。」
私 :「べつにいいけど、僕はしらないから観光案内所の人に聞いてみようか?」
中 :「奈良の人なら誰でも知ってるはずだよ。」
観光案内所にて、私が聞くことに。
私 :「すみません、朱雀大道という繁華街を探しているんですが、ご存じですか?」
案内:「え??朱雀門じゃなくて?」
私 :「ええ、奈良でも一番の繁華街らしいんですが・・・」
案内:「聞いたことありませんよ。朱雀門ならこの平城京跡案内図にありますよ。あれ?もしかしてその道ってこれかな?」
私 :「え??これって、朱雀門に通じる道ですよね。」
案内:「そうみたいですね。でもこれ1200年以上前の繁華街ですよ」
現在の朱雀大道は繁華街でも何でもない、寂しい史跡でした。
いくらなんでも1200年以上前の情報を自信たっぷりに紹介しないでほしい。でも疑問がとけた瞬間はかなりうれしかった。
ちなみに温故知新とは、昔の物事を研究し、吟味してそこから新しい知識や見解を得ることです。(広辞苑しらべ)
上海情報からは脱線してしまいましたがご勘弁を。
下の写真は法隆寺前の写真で、中国から来たツアー客です。
上海はもちろん朱雀大道とも関係ないけど、奈良ってことで掲載。