上海。ヘルメットをかぶらないで子供を送るバイク。

上海の通勤風景で毎日見るのは、親かおじいさんがバイクあるいは電動自転車で子供を後ろに乗せて学校まで送る姿。決って誰もヘルメットをしていない。いわゆるノーヘル。

規制のも無いかあるいは運用が弾力的なのだろうが、西洋のスタンダードからすると危険で仕方が無い。実際にバスに巻き込まれて自転車から放り出された子供がバスにひかれて亡くなったとかニュースを見たことがあるが、それでもヘルメットはしないのか。

いくつかの方面でこういう風に規制よりもまだまだ市民各自に任されている領域が日本よりも多い気がする。禁煙とかもそうだったが、だんだんと公共の場での規制が進んできている気がする。たしか、レストラン・上海老駅の部屋は禁煙になっていた。

ノーヘルや、シートベルト無しで突っ走る中国経済は、勢いは凄いあるけれど、一方でも危険もある。共通しているのはすべて自己責任であること。そのために、かなり緊張感を持って危機感を持って生きないとならない、それが中国社会のような気がする。

最近とある日本の若者があまりにも緊張感が無くてボケていることに驚いたが、もはやそんなことは今どきの日本では日常茶飯事なのでいちいち驚いたり腹を立てていたらきりが無いのかもしれない。日本と中国は本当に全然違うね。

by chinatalknet

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